食事を済ませ、喫茶店で心ゆくまでお喋りし、じゃ、またねと友人達とはお別れし、
さー、Hに駅まで迎えにきて貰おうと公衆電話で家に電話をするが繋がらない。

何度繰り返してもダメ。

我が家の電話は迷惑ガード設定をしているのだが、公衆電話は設定した覚えがない。

仕方が無いので電話帳でお隣さんの電話番号を調べて電話をし、Hに言付を頼み無事に帰宅することができたが、全くアセってしまった。

後から設定を確かめてみようと思うが、しかし、ケイタイがあればこんなことにはならなかった。

Hにわたしもケイタイ買おうかなと言うと「家に居て何に使うんだ!たかが迎えに来てもらうそんな理由でケイタイなんて、通信費がもったいない。タクシーを利用した方が余程安い!」とのたまう。

馬鹿野郎。わたしだっていつもいつも家に居るわけじゃないじゃん
by rampling | 2005-01-30 15:53 | 思ったこと

イギリスの女性推理作家であるサラ・モートンは、出版社の社長ジョンと愛人関係にあるのだが、近頃はすっかり忘れられた存在になりつつある。それとともに自分の作品に対する創作意欲も失いかけてきている。

ジョンは作品に新風を吹き込むためと気分転換のためにフランスのリュベロンにある彼の別荘に滞在してはどうかとサラに申し出る。

当地の爽やかな空気と静けさに満足していたサラの前にジョンの娘を名乗るジュリーが突然現れる。

静けさをかき乱されることに我慢がならないサラなのだが、ハレンチでつかみ処のない娘の若くて生き生きした姿を観察するうちに次第に創作意欲が湧いてくる。

やがて彼女をモデルに小説を書き始めるのだが、そこで予期せぬ事件が起こる。

アレっというようなエンディングには驚かされるが、これはミステリーというよりは心理劇のよう。

若さをひらけかすしか能のない無防備でお人よしの若い女と、酸いも甘いも噛み分けた、すべてお見通しの油断のならない年増女とのバトルが実に興味深い。

しかし、このサラという女の正体ときたら。

これこそサスペンスである。

他人の目がなければどんなことでも平気でやってのける、おぞましく気味の悪い怪物じみた中年女で、同じく怪物になりつつあるオバちゃん世代のわたしとしては非常に興味のあるキャラクターで、彼女の一挙手一投足から目が離せない。

しかし、よくぞここまで描ききったものだと感心してしまう。

成りきった演技でさすがシャーロット・ランプリングである。

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by rampling | 2005-01-28 15:44 | 映画 ・ドラマ

Hは昨日戻る。

「お土産なんだけど、いつもいつもチョコレートとお茶じゃ飽きたわ」と
言っておいたので、今回は他にお菓子とむき甘栗も買ってきてくれる。

子供だましみたいなお菓子はともかく甘栗はとても美味しい。

甘栗だけでも20個買ってきたのには笑ってしまった。

有り難う御座いました。

ところで、この季節でアタマを悩ますのは静電気。

特に布団干し。

お日様に当てた後に室内に入れる時に布団に触った時のあのバチバチという
不快感。

手首にはめる静電気防止のリングなんて何の役にも立たないのだ。

毎年悩まされてきたが何か良い方法がないかと考えた。

絶縁ときたらゴムか。

そーだ、炊事用のゴム手袋はどーだろうと、手袋をはめてやってみた。

きゃー、バッチグーではないの。

あー、やっと静電気野郎から解放されたのね。嬉しい。

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by rampling | 2005-01-25 15:27 | 思ったこと

やっと届いた。

昨年の暮れにアマゾンに注文していた《Best Hit3枚パック 夕陽のガンマン、
続夕陽のガンマン、荒野の七人》《真珠の耳飾りの少女》《スイミング・プール》
《YOSUI TORIBUTE》が今日届いた。

真珠の耳飾りの少女とスイミングプールは予約注文だったのでこんなに
遅くなったのだろう。

Hは今日から中国出張。グッドタイミング。

さー自由に買い物にも行けるし、(Hがいると、また買い物かとウルサイのだ)
ビデオ三昧もできるし、楽しいんだわ。

しかし、考えてみれば、しみじみホッとするひとときは一人でいる時が多い。

一人っ子ゆえにひとりが一番落ち着くのか。

自分のためにコーヒーを淹れ、チョコレートを口に含み(バッカスorラミー)
ソファに寝っころがって、テレビやビデオを観たり、本を読んだり、今嵌っている
クロスステッチを楽しんだり、一人でコツコツしているひとときがとても心地好い。

だが、それもHが居てくれるから言えること。

浮気と同じ。奥さんがいるからこそ浮気も楽しめるって感じ。

たまたまの一人が好いのだ。全くの孤独はやりきれないだろう。

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by rampling | 2005-01-21 15:04 | 思ったこと

午前中、病院へ血圧の薬を貰いに行った。

受付に行くといつもの静かな雰囲気とは違う。

看護婦さんとおじいちゃんが何か言い争ったのか、おじいちゃんが
ブツブツ言っている。

わたしはおじいちゃんの横に立ち対応を待っていると、急にわたしを
睨んで「ナニヨ!」と言う。

「ナニヨ!とはなによ」と思ったが、黙っていた。

つまりこのジジイはわたしにヤツ当たりをしたのである。

病院はいつもなら空いている時間なのだが、風邪引きが多いのか今日は混んでいた。

皆がおじいちゃんに注目していたので、恥ずかしかったのだろう。

問診表を渡され記入する時も分からなかったら聞けばいいのに、「ん!ん!」と
威張りくさった態度でいるのを見て、何だか可笑しくなってきた。

そうか、こういうおじいちゃんもいるんだ。可愛いね。
by rampling | 2005-01-19 16:12 | 思ったこと

歩こう会に入り元気で活躍していたのだが、心筋梗塞で昨年から入院していたらしい。

同じ組とはいえ挨拶を交わすぐらいの付き合いしかなかったのだが、突然の訃報で
驚いてしまった。

2、3ヶ月前にもコロちゃんの散歩で出会う笑顔の可愛いおじいちゃんが、しばらく
出会わないなーと思っていたら亡くなっていたことがあった。

その時もショックだったが。

あんなに元気だった人がと思うと……

人間の命というものは分からないものだ。

在りし日のおじいちゃんの姿が目に浮かぶ。
by rampling | 2005-01-16 15:13 | 思ったこと

《嫌われ松子の一生》

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タイトルに惹かれて買ってみたのだが、なかなか読む時間がなくて積んでおいた
のだが昨日一気に読んだ。

暗くて寂しい女の一生だと思う。

男と人生に裏切られつづけ、今度こそはと生きなおそうと決意した矢先に悲惨な運命が待ち受けていた。

最初のつまずきが後の人生にどう作用したのか。

悪い方へ悪い方へと流れていく。

流されるままに生きて転落していく人生。

自業自得というか。

読んでいくうちに憂鬱な気分になっていく。

なんでこんな生き方しかできなかったのだろう。

男性の目から見た松子像と、同性であるわたしの目から見た松子像は
多分違うだろう。

当然同性の視線は厳しくなる。
by rampling | 2005-01-15 16:00 |

キムちゃん。

お向かいの家の飼い猫で、この辺のボス猫だったキムちゃんが亡くなったらしい。

キムちゃんは、毎年春、夏、秋は外でゴロン、ゴロンしているが、冬は家の中に
いるせいか、亡くなったことを全然知らなかった。

面倒見の好い親分肌の猫で、他の猫達からも好かれていたのだが、ウチのサクラとは
天敵の間柄だった。

サクラは闇の番長と呼ばれ、ボスの座を狙っていたのだが、そこは清水の次郎長と
森の石松という感じで完全に貫禄負けをしていた。

性格の良い猫でわたしは好きだったのだが。

16歳だったとか。

我が家のコロは肝臓が悪く、サクラも歯槽膿漏と腎臓が悪くて薬を飲み飲み長生き
しているのだが。

後何年かすれば、この辺の猫社会もすっかり世代交代なのだろうな。

それは人間社会も同じで、気がつけば回りは若いお嫁さんばかりってなことになるのだろう。

いろいろ考えると何だか寂しいなー。
by rampling | 2005-01-12 15:49 | 我が家のわんことニャンコたち

美容院へ行ってきた。

今日は美容院へ行きカラーとパーマをかけてきた。

カラーは前はあまり明るすぎて金髪に近かったので、今度は少し
抑え気味の色でとお願いしたのだが、まー出来上がってビックリ。

これじゃ真っ黒じゃないの。

今はちょっと黒い感じだが洗っていくうちに好い色になるからと慰め
られたが、髪の色で印象も変わるのでわたしとしては不満である。

すっかり地味ババになっちゃって。

しかし、電車に乗るとヒマなせいかついつい人間観察をしてしまう。

何を緊張しているのか引き締まった顔つきの硬い表情の人が多い。

叶うことならダーツの旅の、おじいちゃん、おばあちゃんのように
のほほんとした顔で老いていけたら好いのだが。

しかし、わたしの場合は性格的に無理だろうな。

朝、小森のおばちゃまが亡くなったニュースを見た。

同じ長生きでも森光子さんよりは可愛気のある、おばちゃまのキャラクターが
好きだった。

晩年はパーキンソン病で自宅療養していたとか。

好きな人生の先輩達が一人一人亡くなっていく寂しさ。

ご冥福をお祈り申し上げます。
by rampling | 2005-01-10 15:08 | 思ったこと

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もう10年以上も前に、NHKでチェーホフ没後100年を記念して製作された《 小犬を連れた
貴婦人 》を観た。

モノクロで全編嘆きの色にそまった寂しく哀しい映画で印象に残っていた。

その後、原作が同じであるニキータ・ミハルコフの『黒い瞳』をみた。

それまではニキータ・ミハルコフを知らなかった。

同じ原作でもこのような楽天的な笑いが漏れてくる描き方があるのかと感動した。

それで、彼の他の作品も観てみたいと代表作らしい《機械じかけのピアノのための
未完成の戯曲》と《オブローモフの生涯》のDVDを購入した。

わたしは機械じかけのピアノのための未完成の戯曲よりはオブローモフの生涯に
より心が惹きつけられた。

この作品は、オブローモフとシュトリツ、この対照的な二人の男の生き方を描いている。

働らいたり交際するのはイヤ。社交も面倒くさいと一日の大半をベッドの中で
過ごしている主人公のオブローモフは、善良で純粋な性質を持ち、一切の人為を
排し自然に生きることを理想とする漱石の小説によく登場する高等遊民的な人物で、
自然を賛美し知的で美的な生活に時間をついやすのが目的。

消極的で無力感に居座り続ける非行動的な知識人であり、やがては時代に飲み込まれ
自滅していく農奴解放前の貴族。

幼なじみで親友のシュトリッツは活動的で、目的ある人生を生きる野心家で、手練手管を駆使し、彼が目指すものはお金と地位と名誉。

同じ人生を考えるにも「どう生きるのか」と考えるシュトリツ。

「何のために存在するのか」を考えるオブローモフ。

この頃は映画を観てもストーリーよりは美術の方に関心が行ってしまうわたし
なのだが、この作品は映像と音楽だけでも十分楽しめる映画である。

詩情あふれる美しい映像とそれにふさわしい音楽。

滅びゆくものに対しての深い哀惜の情を感じるノスタルジックな映像。

導入部からオブローモフの美しくて平和で闊達な、少年時代のやわらかく優しい
映像が続く。

輝くばかりの外の明るさと暗い室内との対比はフェルメールの絵を見るようで、
ワンシーン、ワンシーンが絵のように美しい。

ニキータ・ミハルコフのその他の作品である《シベリアの理髪師》《太陽に焼かれて》をBSで観たが、わたしは映像的にもこの《オブローモフの生涯》に一番心が惹かれる。
by rampling | 2005-01-08 15:16 | 映画 ・ドラマ