<   2004年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

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今回の「メトロポリタン美術館展」は19世紀末から20世紀初頭にかけて、
パリに集ったエコール・ド・パリの画家達の名品72点を公開する
というもの。

私の狙いはバルテュスで、前にNHKの「新日曜美術館」でバルテュス
の特集をやっていて、彼の描く奔放な姿態の謎めいた美少女にすっかり
魅せられてしまったんですね。

バルテュスは光と少女に拘った画家で、彼が少女を描き続けたのは
「過渡期こそ最高の美」だと考えたからだと言うのですが。

今回展示されていた彼の作品は《夏》と《山》と《目をさましたテレーズ》
の3点だけで、ちょっと不満でした。

《山》は舞台装置のような山の連なりを背景に、無表情な数人の人物が
無関係に無秩序に配置されている、不思議な捉えどころの無い絵。

《目をさましたテレーズ》
つい今しがた目を覚ましたかのようなテレーズ。焦点の定まらない視線と
軽く結ばれた唇に幼さがのぞく。

片方の手は椅子の肘掛に上に。もう一方の手は大胆に組まれた足の上に
さり気なく置かれている。挑発するような大人びた大胆なポーズと
あどけなさが残る顔のアンバランスが印象的。

その他、印象に残った作品はというと、何かを凝視している、若くて
精悍な横顔のキリコの《自画像》

窓外の夕焼け空を背景に、暗い室内でひしと抱き合い、溶け合うかの
ような恋人たちの姿態が印象的な、シャガールの《恋人たち》

パリの街や通りを数多く描いてきたユトリロには珍しく、のんびりした
田舎の風景を描いた《サンノアの風車》

白い雲に覆われた空、黒々と真中に聳え立つ風車、後ろには白壁の家
そして風車の前には青々した木々の繁りが広がっている。

モディリアーニの《横たわる裸婦》
豊かな乳房。しなやかにのけぞる裸体。
薄くひらかれた小さな唇には白い歯がのぞき、瞳は翳りを帯び潤んで
いるかのよう。頬は恥じらいに赤く染まり、両腕は腋窩も露わに伸びを
するように、上に大胆に伸ばされている。

しかし、見れば見るほどエロティックな絵で、私はモディリアーニ
の裸体画ではこの作品が一番好きかな。

マティス《ノノ・ルバスク》
ふくよかな顔に一文字の眉。切れ長の大きな目にプリプリした
真っ赤な唇。髪にはオレンジのリボンを結び、少女は緊張した面持ちで
ヒタとこちらを見つめている。

全体の輪郭はハッキリした黒い線でグイグイと縁取られ、意志の
強そうな顔を形作っている。

《窓辺の少女》
いつものマティスとは趣きの異なる、水彩画のような雰囲気の、
静かで落ちついた絵。
《金魚鉢》
全体に薄塗りで、あっさりしてて、自然で可愛らしい作品。
その他官能的なオダリスクが2点余り展示されていました。

今回はボナールの作品が多かったですね。
ボナールの絵には明るい陽光や、何気無い日常のありふれた情景を
描いた作品が多いのですが、今回はなごやかな食卓の風景を描いた
《子供たちの食事》が印象に残りました。

しかし、他の絵に見るボナールの黄色はフェルメールの黄色とは違い、
燃えるが如く、生命の息吹が感じられる黄色ですよね。

スーチンの絵も何点かありましたが、彼の絵から受ける印象というのが
何処か暗い陰鬱なもので、気の弱い私には正視できないナニカが
あるんですよね。

グロテスクに成りかねない危ういところでバランスを保っているが、
それにしても、果てしない暗さというか…それと彼の好んで使う
毒々しい赤。何か空恐ろしいモノを感じてしまう。

今回はエイとりんごを描いた《エイ》という作品と《カーニュの眺め》
という風景画が展示されていましたが、これも傾き、よじれ、歪んだ
ような構図でしたが、青い空と白壁の家のせいか、珍しく明るい絵
になっていました。

パスキンの絵は淡い琥珀の海にぼーっと浮かび上がるような人物が
特徴的でした。
《子猫を抱く少女》の少女に抱かれている子猫は、ひ弱な可愛らしさ
をみせつけ、少女好き、猫好きの私にはたまらない作品でした。

ピカソの《アルルカン》
白い大きな衿のついた市松模様の舞台衣装をつけたアルルカン。
不自然なまでに白いその顔。その白く繊細な面立ちからは想像できない
がっしりとした手。

テーブルの上に頬杖をつき、憂愁の表情で視線は一点に釘付けされて
いるかのようだが、実は何も見ていない。

しかし、ピエロのこのポーズは実に日本的というか、白塗りといい、
市松模様といい、かつらを外した女形の典型的なポーズに見えなくもない。

私はピカソの絵はあまり好きじゃないのですが
《テーブルで読書をする少女》と《テーブルでうたた寝をする少女》は
とても可愛らしい絵で気にいりました。

それと青の時代の《盲人の食事》がありましたが、寂しく暗い絵が
苦手な私は、作品の青の濃淡を確かめる程度でさっさと素通り。

それから初めて名前を聞く、フランシス・ピカビアの下から女の上半身
を見上げたダイナミックな構図の《リュシー・デスノス》

タマラ・ド・レンピッカの《腕組みをする女》
真っ青なスカイブルーを背景に、シャープで立体的な白いドレスの女
は爽やかで目を引く作品でした。

by rampling | 2004-07-16 07:03 | 美術
しかし、これは日活作品なんですね。時代劇といえば東映と
思っていましたから、これは意外でした。

今回の忠臣蔵で印象に残ったのは、内蔵助と浪士一行が江戸へ
向かう途中に立ち寄った小田原本陣での偽者騒動。

立花左近を騙った内蔵助が本物の立花左近と鉢合わせして
しまうくだり。

大石内蔵助が阪東妻三郎で、浅野内匠頭長矩と立花左近の二役を
片岡千恵蔵が演じているのですが、この二人の対決が素晴らしいの。

立花左近本人が乗り込んで来たこの期に及んで、この内蔵助、
少しも慌てず、脇息に体をもたせかけ、「そやつこそ、怪しい曲者」と

かんらかんらの風情で、堂々と相手に立ち向かうのですが、この時の
阪妻の緊張感ただよう美丈夫振りったら、あーた、もーうっとりで
ごじゃるよ。(^^)

左近は自分が本物だと言い、内蔵助も自分が本物だと言い張る。

やがて左近は、相手が主君の仇討ちの為に江戸へ向かう、
大石内蔵助と浪士一行であると察し、その場を後にするのだが。

お互い睨み合い、問答を重ねる、歌舞伎のような、微妙な間合いや
セリフ廻しが何とも好かったです。
by rampling | 2004-07-15 06:23 | 映画 ・ドラマ

吉幾三

友人に誘われしかたなく予約してあった吉幾三のコンサートへ
行ってきました。

2階席だったので残念ながら吉幾造の顔がボヤッとしか見えず、
オペラグラスを用意していくべきだったと悔やみましたが後の祭で…
でも彼は背が高くガッシリとした体格で舞台映えしてました。

演歌は恋をしてる時とか失意の時に聴くとこれはもうピッタンコ
なのですが、今の私は恋もしてなく失意の時でもないのでねー、
ちょっとイマイチだった。

それといつも手を打ち、足を踏み鳴らし、ノリノリで鑑賞する
私には演歌は合わない!と悟った。

でも吉幾造のオシャベリはヨカッタ。

印象に残ったのはじょんがら恋歌だったかな、ちょっとタイトルは
忘れましたが、その時の津軽三味線はとてもすばらしかった。
弾き手の名はこれまた忘れましたが。

それと「ボラーレ」はヨカッタ。これはノリノリでした。

それと一番よかったのは韓国の歌手の持ち歌を吉幾造がギターを
弾きながら唄ったのですが「漢江」という歌。

フォークの神様の岡林信康の唄うような曲でこれは気にいりました。
by rampling | 2004-07-14 06:51 | 音楽

The World of Seiko Tanabe 

わたしはやり直しの英語をぼちぼち勉強しています。

わたしの好きな田辺聖子さんの作品について英作して
みましたが、はたしてこれで間違いはないのかしら。

The World of Seiko Tanabe 

Seiko Tanabe is a novelist from Osaka who received the Akutagawaprize.
I have long enjoyed her novels since I divorced. 
When I lived alone, her novels were my only comfort. 

One of the features of her novels lies in her pleasant wording.
A vivid chattering with a Kansai accent. Not only conversations
but also all characters in her novel are so animated and lightsome.

Office girl, old maid, middle-aged worker, Old man and old woman.

Though at first I am attracted to the heroin's characters such as
loveliness, cleverness, and feminine devotion and get into the story,
later I realize that it actually is a bitter story.

However, she doesn't write in the way that the heroine is forced to
bitter life. Most of the woman writers tend to write everything seriously. 
There are tragedy and pathos behind her life.

However, the heroin in her novels never feel down on herself saying
"Never mind, I will be fine."That's why her sorrow impress me even more.

For me, I was thinking literature was a kind of more serious thing.
Though literature is serious surely, she does not show such serious
atmosphere in her novels. That is where I may like.

Even if we are in a hard time, we shouldn't give up. We only get one life.
We should make the most of our life.

She always says in her novels that the knack for living through
 our life is not to get hung up on anything.
I always receive courage and hope from her story.


by rampling | 2004-07-13 06:24 |

古本

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昨日は隣街のフリーマーケットへ行き古本を買ってきました。

フリマといっても私は本しか興味がないので、いつものように
本のところをブラブラしていると日本文学全集の半端物が
数冊あり、なんと3冊で100円。これは買わねば損と(^^)

その中に懐かしい石坂洋次郎があり、これは迷わず購入し、
後2冊は永井荷風とまだ読んだことのない宮本百合子を選びました。

しかし、老眼の私には活字が小さくて、これはちょっと読みにくい。

でも3冊で100円とはねー。
by rampling | 2004-07-12 06:41 |

土曜の夜は。

さて、ウイークデーは早寝早起きの私ですが、土曜の夜は
主人は近所の卓球道場へ行き、卓球が終わった後は飲み会で
(本当はこれが目当てなのである)帰宅は夜遅くなるので、
その間私は一人で思う存分羽を伸ばしくつろぐんですね。

グラスにワインを注ぎ、本を読んだり、溜まっていたビデオを
次から次へとハシゴして、一人しみじみとした時間を過ごします。

まず「わが恋の終わらざるがごとく、この曲もまた終わらざるべし」
のセリフでお馴染みの映画「未完成交響楽」を見たのですが、

映画の内容はともかく、 カロリーネに扮したマルタ・エゲルトが
歌う「唯一度だけ」 「われに告げよ」 の素晴らしかったこと。

見終わった後、又その部分だけを巻き戻して見ること3回余り。

これからもこの歌が聴きたいばかりにこのビデオをくり返し見る
のでしょうね、私は。

次に『世界を刻んだ歌 ボヘミアン・ラプソディ』英国70年代の
ロックバンド「QUEEN」のボーカリストでエイズに感染し
45歳の若さで亡くなったフレディ・マキュリー作詞、作曲の
「ボヘミアン・ラプソディ」

Mama just killed a man
Put a gun against his head
Pulled my trigger now he's dead
Mama life had just begun
But now I've gone and thrown it all away

・・・

Too late my time has come
Sends shivers down my spine
Body's aching all the time
Goodbye everybody - I've got to go
Gotta leave you all behind and face the truth

Mamaooo -
I don't want to die
I sometimes wish I'd never been born at all

ママ たった今人を殺してきたよ
あいつの頭に銃口を突き付けて
引き金を引いたら死んでしまった
ママ 人生は始まったばかりなのに
僕はもう駄目にしてしまった

(中略)

もう遅すぎる 僕の最期が来た
体中が苦痛に責め立てられる
さようなら みなさん
僕はもう行かなくては
あなた方の元を離れ 真実と向かい合う時だ
ママー ママ
死にたくないよ
時々考えてしまう
いっそのこと生まれてこなければよかったって

イギリス全国60万人の投票で ″イマジン″ を抑え
ミュージック・オブ・ザ・ミレニアムのナンバーワンに輝いた曲。

「ボヘミアン・ラプソディ」は英国の人々にとっては特別な曲の
ようです。




by rampling | 2004-07-11 07:15 | 映画 ・ドラマ


この作品は恋する乙女の初恋の一部始終を音楽や映像で美しく
綴っているのですが、これは一遍の抒情詩ですよね。

男を慕いつづけ、どこまでも追い駆けていく恋のもの狂ほしさ。

空恐ろしいくらいの一途な思いが観るものにヒタヒタと伝わってくる。

一人の男を生涯かけて愛し、その男が亡くなった後までも気に
かけ、思い遣る美しさ。

バックには四季を通しての自然の大地の移り変わりが色鮮やかに
反映されている。

強く感動した後に考えたことは、これは女が男を追う形だから、
まー許される(?)

だが、反対に男にやられる立場としたら、これはもう犯罪だなーと。

息苦しくて窒息してしまう。


同じ「思う心」がテーマでも、もうちょっとあっさりとした
『あの子を探して』の方が私は好きかな。
by rampling | 2004-07-10 06:48 | 映画 ・ドラマ
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しかし、これは日活作品なんですね。時代劇といえば東映と
思っていましたから、これは意外でした。

今回の忠臣蔵で印象に残ったのは、内蔵助と浪士一行が江戸へ
向かう途中に立ち寄った小田原本陣での偽者騒動。

立花左近を騙った内蔵助が本物の立花左近と鉢合わせして
しまうくだり。

大石内蔵助が阪東妻三郎で、浅野内匠頭長矩と立花左近の二役を
片岡千恵蔵が演じているのですが、この二人の対決が素晴らしいの。

立花左近本人が乗り込んで来たこの期に及んで、この内蔵助、
少しも慌てず、脇息に体をもたせかけ、「そやつこそ、怪しい曲者」と

かんらかんらの風情で、堂々と相手に立ち向かうのですが、この時の
阪妻の緊張感ただよう美丈夫振りったら、あーた、もーうっとりで
ごじゃるよ。(^^)

左近は自分が本物だと言い、内蔵助も自分が本物だと言い張る。

やがて左近は、相手が主君の仇討ちの為に江戸へ向かう、
大石内蔵助と浪士一行であると察し、その場を後にするのだが。

お互い睨み合い、問答を重ねる、歌舞伎のような、微妙な間合いや
セリフ廻しが何とも好かったです。
by rampling | 2004-07-09 06:57 | 映画 ・ドラマ

バルビゾンの巨匠たち展

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今回のミレーは肖像画も数点あり、リトグラフ、エッチングなども
数多く展示されていました。

「種をまく人」のリトグラフ、「落ち穂拾い」のエッチングなんかも
展示されていましたね。

ミレーで今回印象に残ったのは油彩の「井戸から戻る女」と
パステルと黒コンテで描かれた「仕事に出かける人」

「井戸から戻る女」は女のがっしりとした骨格と前掛けのブルーに
目が惹きつけられました。

私の絵を見る楽しみの一つに色の味わいがあるんですね。
同じ画家の作品の中でくり返し使われているこだわりの色というか、
それらをじっくり味わい検索するのがまた楽しいの。

フェルメールなら黄色で、ミレーならブルーというように。
似たような色なのだが微妙に変化させている。

ミレーの絵には緑がかったブルーが多いのですが今回の
「井戸から戻る女」の紫がかったブルーも鮮やかでとても綺麗でした。

「仕事に出かける人」は単純な構図と淡い色調で、素朴で爽やかな
魅力のある絵でした。これはエッチングもありました。

それとコローですが、彼の繊細でリリックな画風はとてもロマンチック
で女の人はこういう絵に惹きつけられますよね。

真珠色の空、霞むような樹木の繁り、その傍らには清潔で可憐な
乙女達。描く対象に対してコローの透明で静かな愛情のこもった
眼差しが感じられる。

落着きと気品があり、そして、なによりも静寂が感じられる。
(ウチのコロとは大違い)(^^)

安らぎはあるが、静かすぎて私にはちょっと物足りない感じがする。

そういえば、むかーし、むかーし20代の始めの頃は絵に心ひかれ、
画集なんかもいろいろ買い揃えましたが、それらの中にほるぷ出版の
「世界の名画」12巻がありました。

その中にコローの「シャトルの大聖堂」とモナ・リザを意識して描いたと
言われている「真珠の女」がありました。
でもなぜかこれには風景画がはいっていなかった。

風景画といえば、日本ではターナーが有名ですが、私はコンスタブルが
好きでした。コローもコンスタブルの系譜ですよね。

コローと比べ、コンスタブルにはもうちょっと熱い想いが投影されて
いるの、きゅうっと込み上げてくる懐かしさというのかな。

彼には故郷の風景を描いた牧歌的な絵が多いのですが…くねくねした
田舎道や、はるか向こうにつづいている一本道、さらさらと流れいく小川、
そしてその小川で水を飲んでいる少年。川の向こうには橋がかかり、
その横にはや馬や牛がいて、傍らには欝蒼と生茂る樹木が林立している。

あの頃は牧歌的な絵や詩が好きでした。
コンスタブルの絵の中や、ジャムの詩の中に、私自身ののんきな昔を
懐かしく見ていたのでしょうか。

ジャムの詩をちょっと紹介したくなりました。

「その頃」

その頃わたしは気軽だった。
村のお寺は静かに日に輝らされていた、
葡萄棚の下の薔薇の花の咲いている庭、

家鴨と白鳥と立話をしている田舎道
しょくえんのように真っ白な綺麗な白鳥だった

村には青葉のかぶさった
日の照る時にも薄暗く
何処まで行っても果てしのない一本道がある。

この道の上で、静かな日曜日の午後には
村の人達は今でも接吻を交わすことであろう、
かたい接吻や、やわらかい接吻や、長い接吻や。

わたしはこんな風に色々なことを思い出す。
そうすると惚れた女と別れたことの悲しさが胸に湧き上がる。
その頃のわたしには五月が今とは別なものに見えた、
その筈さ、わたしの心は休みなく恋する為にできていたんだもの。

壁の裾に当たる白いお日さまの光のように、
生一本な恋をするためにわたしは生まれて来たような気がする。

さて、話しは戻りまして、他に印象に残った絵は、
クールベの「眠る糸紡ぎの女の習作」のダイナミックな顔の描写。

ブルトンの「雑草」のこちらを睨みつけるように立っている女は
映画「風と共に去りぬ」で焼け跡に佇むスカーレットが、やがて顔に
決意をにじませ、スクっと立ち上がる様を思い起こさせるような迫力
のある顔でとても魅力的でした。

同じくブルトンの「夕暮れの呼び声」これはなぜか映画
「カルメン故郷に帰る」を連想してしまった。

トゥルイユベール「魚を釣る二人の少年」はトムソーヤとハックル
ベリフィンを連想させる。自然の中で遊ぶ少年を見るとすぐトムと
ハックが思い浮かぶの。

その他リシェの「洗濯女たち」とレルミットの「刈り入れ人」も
印象に残りました。


by rampling | 2004-07-08 07:06 | 美術

新井英一。

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新井英一さんがパリ祭で歌った《暗い日曜日》と《人の気も知らないで》
この時の彼の歌声に痺れちゃった私は、彼のアルバムをいろいろ
買い揃えたのですが、暗い日曜日だけがどれにも収録されて無くて、
ずーっと探していたのですが、やっと見つけてさっそく買いました。

それは『暗い日曜日- トリビュート Gloomy Sunday』これはダミアが歌い、
世界中で自殺者が続出した伝説のシャンソン「暗い日曜日」をダミアの
オリジナルバージョンを加え、様々なジヤンルで活躍する10人の
アーティストがそれぞれの音楽性を駆使し歌い上げているモノなんですね。

アルバムの参加者は《大西ユカリと新世界、Rom-chiaki、CaveGaze Wagon、
サブ&まみ、NUU、新井英一、冴木杏奈、薩めぐみ、夏木マリ、ダミア》

大西ユカリさんやアコーディオン演奏のサブ&まみさんのはオリジナル
の雰囲気とはかなり違っていて、リズム感のある、つい踊り出したくなる
ような軽快なモノで、まーこれはこれで違った味わいがあり素敵なんですが、
しかし、この曲は退廃的で陰々滅々たる雰囲気がなくちゃ私としては不満足な
の。

それからして、やはり「暗い日曜日」は新井英一さんとダミアかな。

異色だったのはROM-chiakiさんのテルミンとNUUさんの胡弓。
テルミンの静かな、むせび泣くような不思議な音色と哀切な胡弓の調べ。

雨が滴り落ちるような音が印象的なCaveGaze Wagon、嶽本野ばら
さんが文を書き、夏木マリ さんが朗読する、お芝居のワンシーンの
ような一人語りも雰囲気が醸し出されていて、とても素敵。

『GLOOMY SUNDAY』 と『人の気も知らないで』 
の訳詞を下に書いてみましたが私の心に切なく沁みわたるのは
人の気も知らないでの方ですね。

『GLOOMY SUNDAY』 訳詞 岩谷時子

腕に赤い花をだいて 
吹きすさぶ 木枯らしの中
つかれはてて 帰るあたし
もういない あなただもの
恋のなげき つぶやいては
ただひとりでむせびなく
暗い日曜日

ローソクのゆらめくほのお
愛も今は  燃えつくして
夢うつつ  あなたを想う
この世では  逢えないけれど
死んでも瞳が  云うだろう
あたしの生命より  愛したことを
暗い日曜日


『人の気も知らないで』 訳詞 奥山雲愛

夜ごと夜ごとに肌ふれ合って二人で口づけした
あれは夢だったのか…

人の気も知らないで  涙も見せず
笑って別れられる  心の人だった
涙枯れてもだゆるこの  苦しい片想い
人の気も知らないで  つれないあの人

人の気も知らないで  燃えた恋よ
せつなく消してゆくの  私の恋心
胸にのこるまなざし  あのやさしいほほえみ
人の気も知らないで  去り行くあの人

涙枯れてもだゆるこの  苦しい片想い
人の気も知らないで  つれないあの人

by rampling | 2004-07-07 06:45 | 音楽

わたしの思ったこと、感じたこと、観たドラマのことなどなど。


by rampling