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カテゴリ:本( 98 )

これは面白かったです。
星4つね。★★★★。


年を取れば、誰だって退化する。
鈍くなる。
緩くなる。
くどくなる。
愚痴になる。
淋しがる。
同情を引きたがる。
ケチになる。
どうせ「すぐ死ぬんだから」となる。
そのくせ、「好奇心が強くて生涯現役だ」と言いたがる。
身なりにかまわなくなる。
なのに「若い」と言われたがる。
孫自慢に、病気自慢に、元気自慢。
これが世の爺さん、婆さんの現実だ。
★この現実を少しでも遠ざける気合と努力が、いい年の取り方につながる。
間違いない。
そう思っている私は、今年78歳になった。
★六十代に入ったら、男も女も絶対に実年齢に見られてはならない。

コレらを肝に命じ、オシャレをし、鼻息荒く大道をずんずん歩いて行くハナさん。

夫からは「ハナは若いし、おしゃれだし、お前は俺の自慢だよ。俺、人生で一番よかったのは、ハナと結婚したことだな」と嬉しがらせを言ってもらえるこのわたし。

街を歩けば素敵なシニアの写真を収めている「月刊コスモス」に、ぜひモデルをお願いします」と声をかけられるこのわたし。

我が世の春である。

すっかり気を良くし鼻高々で高校の『大台間近の同期会』へ出かけて行く。

そこでその昔学生時代のマドンナとその腰巾着の変わり果てた姿を目にし、またまた気を良くするこのわたし。

バアサンくささに磨きがかかっている二人に「若さを磨けよ。まったく。老化に磨きをかけてどうする。」と心の中で悪態をつき、立派な脱皮を遂げたハナさんは二人の嫉妬に燃える視線に気を良くし帰ってくるのだが。

しかし、そんなハナさんに青天の霹靂の出来事が待っていた。

それは夫の死。
そして夫の裏切り。
夫には愛人がいた。
そして子供までも。

夫は平気で四十年もわたしを裏切っていた。
結婚以来死ぬまで五十五年間ささやき続けてくれた、あんな熱い嬉しがらせの言葉は一体ナンだったのか…。

妾と会ってののしりあうような、田舎くさい女になろうとは思わない。
と誓うハナさんであったが、結局は息子と向こうへ乗り込み、言いたいことはすべて息子に言わせ溜飲を下げるハナさんだった。
しかし、ラストは意外にもシュンとした締めくくりになっている。


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by rampling | 2018-12-09 19:19 |

家も揺れて怖くて眠れなかったわ。

我が家の台風24号の被害。

ナニが当たったのか分からないが車のへ込みと傷。

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カーポートの天井も破れてこんな感じ。

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何処から飛んできたのかスレート屋根の欠片が一杯庭に落ちていました。
お隣さんの植木鉢も結構ヤラれたらしいので、一緒に処分してもらいました。

それとアンテナがズレてしまったのか、BS放送が見られなくて。
《推理の女王》が最終回だったので、アセったが、J:COMリモコンのBSで見られたので好かったが。
それなのになんだか訳の分からない結末で。なんだアレは!

電気屋さんも昨日は忙しくて来られず、今日来てもらい調整してもらい安心しました。

100分で名著はいよいよ《赤毛のアン》でとても嬉しいのだが、でもなぜ指南役がネットでどうでもいいコメントを出してはいろいろ物議を醸している茂木健一郎なのかしら。
呼ばれてもいないのにノコノコ出てきて、勢いだけでアレコレ口を挟む中身の軽さ。

どこを見ているのか焦点の定まらない目で。

翻訳者の松本侑子さんで好いじゃないの。
なにもこんなオッサンを連れてこなくても。(笑)
それが不満ね。

朗読者の上白石萌音さんも好いわね。

まあ、しょうがない。
顔を見ると気分が悪くなるから声だけ聴くことにしよう。


by rampling | 2018-10-02 14:09 |

それは悪たれ弟妹のこと。

貧乏でも乙次郎のような真っ直ぐな生き方をせず、貧乏をタテにとり努力もせず、崩れた生活を肯定する、いくつになっても甘えん坊なやつらである。

養子先からの結納金をアテにして兄を訪ねてきたらしいが、こちらはいくら出たのかも知らぬ。

彼等はなぜ自分で稼ごうとはせず他人の懐をあてにするような下衆な人間に成り下がってしまったのか。
彼等の捨て鉢で投げやりな生きる姿勢。

自身番には幾度となく厄介になったが、まだ人殺しのような大事件を引き起こしてはいない。
だが、それもこの先絶対無いとは限らない。

ややもすると、こちらまで害が及ぶやも知れず、そうなったら、人殺しの実兄が十手取縄を預かっているわけにもいかぬ。

養子先から離縁されるやも知れず、こんな悪たれの弟妹を持つことは先が不安である。

祝言から半年も経つが、こんな弟妹を養子先に紹介する訳にもいかず、またマトモな弟妹であると嘘をつき通すわけにもいかず、それを考えると憂鬱な気分になり、足どりは重くなるのだった。

そんな乙次郎は玄蕃からも、どうした具合が悪いのかと心配されてしまう。

まだ若いのですぐ気配を悟られてしまうのよね。

あれこれ考えているうちに、関所に近づいてきたが、乙次郎は関所を越えたことがないので、自分が応じるよりはと勝手知ったる玄蕃に任せることにする。
玄蕃は毅然とした態度で余計な言葉を添えず事実だけを伝え相手を黙らせる。

ちょっやそっとでは揺るがない堂々たる押し出しで事なきを得、いともすんなり通過のお許しが出る。

読んでいるうちに玄蕃がとても魅力的な男に見えてきたわ。
育ちの良い男のべらんめい口調はグッとくるわね。

乙次郎の頭の中には「罪人のくせに」という思いがあったが、道中を共にしているうちに、そろそろ乙次郎も玄蕃とお友達になりたいわ~ん。♪
と思い始めるのかしら。(笑)

これを映画にしたら玄蕃は誰が好いかしらと考えたのだが、わたしは《三匹の侍》でニヒルで女好きの桔梗鋭之助を演じた若き日の平幹二朗が好いなあ。

目の端に色気があって。
なにせ姦通の罪を犯した男でしょう。
シュっとして色気がなくちゃ。

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by rampling | 2018-09-30 14:37 |

ブログで紹介されていたサラ・スチュワートの《エリザベスは本の虫》
タイトル画に惹かれて購入したのだが、更級日記も然り、少女の頃は誰しもこんな風で、そういう時代が懐かしく思い出され、心をくすぐられるわね


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サラ・スチュワート

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絵本作家

テキサス州育ち。子どもの頃、やせっぽちで、近眼で、ひどい恥ずかしがりやだった。家にお客さんがくると、ぬいぐるみとお気に入りの本をもって、クロゼットに逃げ込んでいた。

ほかに、図書館と祖母の庭が、安心していられる場所だった。

静かなところで、一人で過ごすのが好きなので、今でも庭と図書館はお気に入りの場所である。

5月の初めから霜が降り始めるころまで、ほとんど毎日庭仕事をし、晩秋から冬の間は書斎にこもって、書いたり、読んだりして過ごしている。(アスラン書房HPより)


その他のわたしのお気に入り本。

●ケイトグリナウェイ


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3冊の中で本を読んでいるのはこれだけ。

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●ヘンリエッタ・ウイルビーク・ル・メイヤー


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●メアリーエンゲルブライト



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by rampling | 2018-09-29 15:04 |

しかし、鰻の件では乙次郎の複雑なきもちが目にみえるようで、
笑ってしまうわね。

鰻を食べたことの無い乙次郎。
ようやく俺は鰻の蒲焼を食うのだ。
この興奮を決して悟られてはならぬ。
とにかく、このろくでなしの科人にナメられちゃかなわない
と思いながらも玄蕃の箸の動きを真似し、そろりそろりと鰻を頂く。(笑)

乙次郎は、このろくでなしがと軽蔑はしているが、ろくでなしの科人であっても
玄蕃の育ちからくる所作と佇まいの美しさには感心してしまう。

19歳で酒の味も知らず、鰻の味も知らず食べ方も知らず、流人に馬鹿に
されたくない余り、コイツとは余計な口を利いてはならぬと肩ひじ張ってはいるが、
そんな乙次郎の胸の内は玄蕃にはお見通しのこと。

年も貫禄も違いすぎる。
場数を踏み身過ぎ世過ぎも心得ている。
そんな玄蕃は護送される身のくせに、態度が大きく、軽口をたたき、さらに悩みがあるのなら
打ち明けてみななんて、余裕綽々でこの旅を楽しんでいるようにさえ見える。

乙次郎は貧乏上がりの見習い与力と馬鹿にされているような気がして落ち着かない。
道中も玄蕃は前を歩き、乙次郎は後ろを歩く。
傍目には主人の御供をしているように見えてしまう情けなさ。
癪にさわってどうしようもない。
いかにも遣りにくい相手である。
到底敵う相手ではない。
だから乙次郎も嫌味の一言も言ってやりたくなる。

「なぜ腹をきらなかった。非を悔いて潔く切腹すれば、お奉行様方のお目こぼしも
あったろうに。嫌だではすむまい。家族郎党、何よりも家門の存続がかかっていたのだ」

それに対して「のう、石川さん。今さら蒸し返したところで、何の得がある話でもあるめえ。
腹を切らなかったおかげで腹がへる。さて飯にしようで」とさらりと躱す。

しかし、お家取り潰しになり、妻子との別れに際しての酷薄無情ぶりを見ていると、
この男には余程の何かがあったのか。
胸の内にはどういう思いが流れているのだろう。
興味が募るばかりね。

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by rampling | 2018-09-16 14:06 |

NHK100分de名著。

今回はウンベルトエーコの《薔薇の名前》これはわたしも前にブログに書いているの。

映画『薔薇の名前』

2004年 04月 01日

静かな僧院の中で修道僧たちが次々に奇怪な死をとげていく。

厳格な規律に縛られ僧院生活を送る修道僧。

戒律。禁欲。妄信。ゆがめられた真理。

これは一部の狂信的な人々によって企てられた殺人事件だった。

恐怖なくして信仰はない。
悪魔への恐怖から神が必要となる。

笑いは恐怖を殺すとして笑いが禁じられる。

文書館の塔に収められている一冊の禁書。

事件はこの一冊の禁書から始まる。

ゾクゾクするような怪奇な雰囲気の中で進行していく物語。

タイトルが意味するものは、事件の解決を図る修道士ウイリアムの弟子のアドンの最初で最後のただ一度の世俗的な恋の相手であった名前も知らぬ 村の女。

女を象徴するものが薔薇であったということ。


NHKの100分で名著では

イタリアの記号論学者だったウンベルト・エーコ(1934-2016)が1980年に48歳で発表した処女小説。

中世の北イタリアの修道院を舞台に連続怪死事件が起きる。
2人の修道士が、名探偵とその助手として事件の謎に挑む7日間の物語。

記号論、神学論争、ギリシャ哲学などさまざまな知識が張り巡らされており”知の迷宮”のような仕立てが話題に。

発売後またたく間に世界的ベストセラーに86年にはショーン・コネリ主演で映画化もされている。
と紹介されている。

第1回 修道士は名探偵。

第2回 知の迷宮への旅。

第3回 「異端はつくられる」

第4回 謎はとかれるのか。

北イタリアの修道院に派遣される修道士ウィリアムと見習いアドソ。到着早々、彼らは謎の連続殺人事件に遭遇し修道院長に事件解決を依頼される。

鮮やかな推理をみせるウィリアムとその解説者アドソの設定は、ホームズとワトソンをモデルにしていることは明らかだ。

ホームズ的な探偵小説という形を借りて、中世秩序がほころび近代が黎明を迎える中で「知」を武器に言語や記号の解明に挑む人間の姿が鮮やかに描かれていく。

第一回は、この作品を「探偵小説」として読み解き、記号を解読する能力を駆使する人間の可能性と限界を見極めていく。

月曜日に放送された第1回で、「へ~知らんかったなあ」というのは登場人物である修道士のバスカヴィルのウイリアムはシャーロックホームズの「バスカヴィル家の犬」からきており、子弟のアドソは発音するとワトソンであり、(ふんふん確かに)シャーロックホームズのパロディとなっているとのこと。

わたしは映画しか見ていないので、これから和田忠彦先生がこの作品の詳細を明らかにしてくれるので楽しみね。

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by rampling | 2018-09-05 20:37 |


昨日今日とHは学生時代の仲間と那須塩原へ行っていて留守なの。

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お陰でわたしは朝からのんびりしています。
タランコタランコ。♪

今ハマっているのは、読売新聞小説《流人道中記》

読売オンラインより。

 時は万延元年(1860年)夏、桜田門外の変が起きて間もない頃。姦通の罪を犯した旗本の青山玄蕃(35)は、蝦夷・松前藩への「預」が決まった。押送を命じられたのは、まだ19歳と若い南町奉行所見習与力の石川乙次郎。物語は、二人が江戸から奥州街道を北上し、蝦夷地へと向かう旅を描くことになる。


玄蕃は、まっとうな人物とは言えないが、世襲社会ゆえに跡を継いで旗本となった。乙次郎も親を継いで与力となったが、その幼少期は不幸なものだった。二人は20日間を超える旅の中で次第に心を開き、胸に秘めていたものを語り始める。やがて乙次郎は、ろくでなしのはずの玄蕃に啓発され、成長していく。

わたしは若い頃から今まで新聞小説は斜め読みばかりで、じっくり読んだことが無いのだが、この流人道中記は毎日楽しみに読んでいるの。

見習与力の石川乙次郎と共に押送を命じられたのは、奉行所の厄介者爺さんの弥五なのだが、この爺さんが腹の立つ爺さんで、見送りが見えなくなると、「では、あっしはこの辺でと」最初からトンズラするつもりでいたらしい。

お役を投げ出し、あげくに見送りの人々から受け取ったお金のうちから餞別まで要求する図々しさで。
その上に乙次郎の養子先のことで脅迫まがいのことを言い募り、さすがの乙次郎も腹に据えかね、刀を抜いてしまうのだが。

まあまあ、俺の家から出た金が悶着の種なら俺が仲裁せななるめえと、罪人の玄蕃の執り成しで、弥五は5両のお金を受け取り、頭ひとつ下げるでもなく、とっとと去って行く。

卑しくていやらしくて読んでいて「ナンダこの爺さんは!」
とブンブン腹が立ってきた。

しかし、この玄蕃という男は一体どのような男なのか。
生まれつきののろくでなしなのか。
とても興味があるわね。

さあ、明日からは乙次郎と玄蕃の二人旅である。
どうなることやら。

裏の槿。
いつのまにか、こんなに綺麗に咲いてたわ。

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by rampling | 2018-08-25 13:41 |

「漢字たし算パズル」


6月に義父の33回忌でお寺に行った時に、入口に積んであった「禅の友」6月号を貰ってきたのだが、それが読もうと思いながらも、ほったらかしにしていて、今日ひょっこり思い出して読んでいたら、「今月のパズル 漢字たし算パズル」というのが、載っていたの。

なにせクイズ好きのわたしなので、早速やってみたの。

こんな感じなのね。

例題 玉+言+口+吾=国語

① 貝十太十任十馬=?

② 火十竹十暴十夭=?

③ 心十一十木十言十士=?

④ 九十分十石十米十十=?

⑤ 夂十土十糸十又十口十足=?

オヒマは方は脳トレでやってみて。

わたしは③に少し手こずりました。

正解は本が無いので分かりませんが、
わたしの答えは以下です。

多分当たっていると思うのですが。(笑)
       ↓
       ↓
       
       ↓
       ↓ 

      ①駄賃
      ②爆笑
      ③本誌
      ④粉砕
      ⑤経路  


by rampling | 2018-08-10 14:49 |

今日は寒かったわね。ブルブルよ。
昨日、今日とHは友人達と飛騨高山へ旅行に行き留守だったので、これ幸いと最低限の家事をこなし、後はタランコしていました。
先ほど帰宅しましたが、向こうも寒かったようです。
寒がりのわたしは冬は冬眠です。

レオ・ブルースの「ハイキャッスル屋敷の死」を読み終えました。
星3つ。★★★。

キャロラスが事件に首を突っ込むことを異常に警戒しているゴリンジャー校長から珍しく捜査の依頼を受けたキャロラス。

校長が言うには、学生時代から交流のある、ロード・ペンジから手紙が届いた。彼の命を脅かす匿名の手紙が多数届き、悩んでいる。
警察を呼んだが、単なる偏執狂からだろう。こんな者はどこにでもいる。と真剣には考えていないようだ。

校長は彼と会った時にキャロラスが解決した事件のことを吹聴したらしい。
キャロラスは死体が出ない限り自分には興味のない事件だと断るのだが、その後死体が出て、しぶしぶ協力するハメになる。

この時の二人の会話が可笑しくて笑ってしまったのだが。

「いつかのあの件だが…ロード・ペンジの…実に恐ろしい事件が起きた…」「とうとうやられたのですか」キャロラスは穏やかに尋ねた。「いやいや。ありがたいことに、そうじゃないー少なくともまだ。そう、幸いにも秘書が間違えられたのだ。実はロード・ペンジのオーヴァーコートを着ていた。

射殺されたのだよ、ディーン君、射殺だ!死んだんだ!しかもまさにハイキャッスル屋敷の敷地内で!」「"幸いにも"というようなことをおっしゃいましたか、校長?」「わたしはーその、この状況で相対的な意味で言ったのだ。

国家はロード・ペンジのような器量の持ち主を失うわけにはいかない。もちろん、秘書のことは悲劇的だ。実に有用な人物だったと思う。しかし、射殺されたのがロード・ペンジだったとしたら、どう感じるか想像したまえ」「ええ。想像はできますよ。」キャロラスは言った。ゴリンジャー氏は皮肉に気づかなかった。

最初の部分で、真のターゲットはロード・ペンジではなく、秘書のラチェットだと見当がついたのだが。
いつ自分が殺されるかもしれないのに、当の本人ロード・ペンジは泰然自若の構えでと疑問を抱いて。

しかし、読んでいてページ数の半分ぐらいまでがハイキャッスル屋敷の当主や家族や使用人や近所の人々への根掘り葉掘りの聞き込みが続き、アレコレ情報過多で思考がまとまらず、物語もなかなか展開していかないので、イライラしちゃって、終いには訳が分からなくなっちゃった。

それが半分過ぎてからキャロラスは犯人の確定はできていると、いきなり行動を起こし、解明していくのだが。
自分だけで了解しているんじゃなくて、もう少し読者にもヒントを与えてくれなくちゃ。推理できないじゃん。
という訳で星3つの評価。

でもプっ!と笑わせるところが結構あり、やはりレオ・ブルースは好きね。
それとカーカー夫人の名を目にする度にカラスを連想し、どうしてもニンマリしちゃったわ。(^^)

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by rampling | 2018-01-30 21:03 |

星3つ★★★かな。

武器商人の親分の弟を殺してしまい首に賞金をかけられ、追われる身になってしまった女スパイのレディング。

シンフルで遺産を相続するボスの姪になりすまし、そこで静かに隠遁生活を送ることを約束させられる。

ところが、シンフルに到着したその日に遺産を残した大叔母マージの飼い犬ボーンズが家の前を流れる川バイユーから骨を拾ってくる。

これは町の嫌われ者のハーヴィの骨だった。
彼は5年ほど前、なんの痕跡も残さず姿を消していた。
でも誰も気にかけなかった。
ハーヴィは敵は山ほどいるが、味方はひとりもいなかった。
ほとんどの人間は彼がいなくなったことを喜んでいた。

自閉症の弟を面倒みるために長年この人でなしと暮らしてきたマリー。
彼女はやっと自由になれた。

だが、骨が見つかったことで、犯人はマリーであるとみんな思っていた。
だが、たとえ犯人が妻のマリーだったとしても。彼女を責める人は誰もいなかった。
ハーヴイは殺されて当然の男で誰もマリーに罪を償ってほしいとは思っていなかった。

そんな中マリー本人が失踪してしまう。

そして、レディングはボスからあれほど目立つな!と念を押されたにも拘わらず、不本意ながらも事件に関わるハメになってしまう。

読んでいて、AXNミステリーで放送された「お葬式から事件は始まる」を思い出してしまったわ。
それと「奥様は取り扱い注意」
これもドラマ化されるといいんじゃないかな。

読後感は軽くて爽やか、あっさりして、心残りが無いの。
こういうミステリーも好いが、わたしにはちょっと物足りない感じかな。
もちっと奥行きが欲しい。

でも、レディングの頭をよぎるつぶやきというか、独り言は可笑しくて噴出してしまったわね。

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by rampling | 2018-01-14 20:27 |