「診療所の共同経営者、ヘンダーソンが不慮の死を遂げて二カ月が経った。医師のアラン・カーターは、その死が過失によるものではなく、何者かが仕組んで事故にみせかけた可能性を市長のハケットから指摘される。もし他殺であるならば、かなり緻密に練られた犯行と思われた。
ヘンダーソンに恨みや嫌悪を抱く者は少なくなかったが、機会と動機を兼ね備えた者は自ずと限られてくる。未亡人ともども最有力の容疑者と目されたアランは、ヘンダーソンの死の状況を明らかにしようと独自の捜査を始める。」
いつもなら就寝前の1時間か1時間半の読書タイムで1冊読み終えるのは大体1週間ぐらいかかるのだが、今回は12日に届いてから3日で読み終えました。
ディヴァインはす~っと物語の中に入っていけるひっかかりの無い素直な文体なのでグングン読み進めていけるのよね。
しかし、今回は登場人物たちのもっともらしい語りに誘導され、まんまとダマされ読み終わった後は「なんだ~」とその単純さに、なんか気が抜けてしまったわね。
そのせいか、う~ん。星★★★かな。
「そして医師も死す」
しかし、そもそもこのタイトルにある医師というのは誰のことなのかと考えちゃってね。
ここに登場する医師は3人で、殺されたヘンダーソン医師を除いて残る医師はアランとアランの部下のキャンドレスの2人。
「も」というのはすでに誰かが死んでいて医師も死んだということでしょう。
ココで死んだのはヘンダーソン医師と幼児性愛の相手であるディヴィッド・ケネデイだけである。
アランとキャンドレスは死んではいない。
医者の機能を失うことを死となぞらえたのなら、アランのことか。
でも彼は左の手の指2本を失ったが、右手さえ完全ならば、不自由だが、医業にはさほど差し支えがないような気がするが。
最初は、犯人の狙いは医師ではなく、計画が狂いはずみで医師を殺すハメになったということで。
「そして医師も」なのね。とわたしは勝手に解釈したのだが。
それとも単純に幼児性愛の相手で殺害現場を目撃したディヴィッド・ケネデイが死にそしてヘンダーソン医師も死んだということなのかしら。
でも先にヘンダーソン医師が死んでいるんだからね。
これもヘン。
分かんないなあ。
ところで昨夜電話がありHは携帯を無くしたらしいの。
買ってまだ何ヶ月なのよ。
まったくねえ。
財布を道に落としたり、バスの中に忘れたり、この間も碁会所から戻りご飯を食べた後に財布が無いと騒ぎアチコチ探し回り、わたしが帰宅してからの動線を辿ってみたらと言うとトイレに落ちていたのよ。
とにかく彼は落ち着きがないというか。
今回も行く前にはマスクを付けていて、出かけた後見るとオコタの上にマスクが載っていたり。
わたしが傍にいる時は必ず「アレ持った?コレ持った?」と確認するのだが、昨日は友人が迎えにきたので、そのヒマが無かったのよ。
AUに連絡したら他人に使用されてしまったりするから、お客様相談センターにすぐ連絡しなさい、もしかしたら場所も特定できるかもしれないからと言われ、その旨をHに連絡したのだが、先ほどHから電話がきて「全然つながらないから明日するよ」だって。
ノンキなヤツである。
そしてまだマージャンなんかして遊んでいるのよ。
まったく危機感の無いヤツで。呆れてしまうわ。
と書いていたらヤツは今帰宅しました。(^.^)
そしていろいろ探したら、なんと背負っていったリュックじゃなくて、卓球のリュックに入っていたの。
それもマナーモードにして。
だからわたしがかけても音楽が鳴らなかったのよ。
しかし、ナニを勘違いしたのかしらね。
多分いつも卓球をしてからマージャンをするので、最初は卓球のリュックで行こうと考えたが、それが気分が変わって別のリュックにしたのかしらね。
でもあって良かったわ。
神さまに感謝。