今朝いつものように朝食の準備をしている時にHが突然キレて焼いていた厚揚げをフライパンごと三角コーナーにぶちまけました。
彼は暴力夫ではないが、こういう事はある。
こういう態度をとるのは結婚して3回目。
うーん、久し振りだなあ。何年ぶりかしら。
わたしの「ちゃんと焦げ目をつけてね。お父さんのはいつも生焼きだから…。わたしはなんでも焦げ目がついていないときもちが悪くてイヤなのよ。」の一言がアタマにきたらしい。
彼は毎朝朝風呂に入り、上がってからわたしを手伝ってくれるのだが、風呂上がりで熱かったのか、たまたま今日は虫の居所が悪かったのか。どうかわからぬが。
そのまま彼は自室に引きこもり、わたしは一人で「なによ。このクソッタレ!たかがそんなことにキレるなよ。ほんとジジイになると抑制力が効かなくなるんだから」とブツブツ言いながら朝食を食べたのだが。
相手から離れてトイレや誰も居ない部屋で声を出して思い切り口汚く相手を罵るのはわたしの怒り解消法で、コレをやっているうちに憑きものが落ちてだんだん怒りは収まり冷静になってくる。
それにしてもHはバカだなあ。ご飯を食べてからケンカすればいいのに。今頃お腹をすかしているんだろうなあ。ケケケ。とHが気の毒になってくる。
食事を終え、それからはナニごとも無かったように次々家事をこなし、わたしはケンカのことも忘れてしまうのだが、Hは感情の整理がヘタなので、いつまでも怒りを引きずっている。
昼過ぎにHは碁会所に行くので、11時にいつものように「お父さんお昼食べる?」と声をかけると「食べない!」という硬い返事が即座に返ってくる。
ウーン、ヤツはまだ怒っているらしい。
そのくせわたしの代引きの宅急便を気軽に受け取ってくれたりする。
しょうがない。わたしの一言が怒りを招いたのだから謝るとするかとHの所へ行き「ごめんね。お父さん。でもお腹すかないの?」と聞くとフンとした顔でぶつぶつわたしの態度について文句を言う。それをわたしは神妙な態度で聞く。わたしの怒りはとうに収まっているので素直に聞け優しい物言いになる。
Hも言うだけ言うと怒りが収まりわたしの取り成しに笑顔も出てくる。
そして機嫌良く昼食をとり、碁会所へ出掛けて行きました。
わたしはHが元気なので、彼がまだ病人であるということをつい忘れてしまうのよねえ。
ストレスが一番いけないのに。常日頃言いたい放題で。
本当に気をつけなくちゃなあ。
腰が痛いので毎日少しづつ草をむしっています。